×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
フリーランスという雑貨やさんに、ときどきゆく。
諸国民芸の店ということで新しいものからアンティークのものまで様々な国の生活雑貨が揃うお店。
ときどき。というのは この場合、 旅にふらり出たくなる間隔、感覚。
ショッピングを楽しむというよりも どこか異国の蚤の市に訪れる。に近い。
なので、3か月ぶりだったり、2,3年ぶりであったり。
{お客としてはあんまり優良でない私です(笑)}
蚤の市で 出会うモノたち。
それが どんなふうに使われてたのかな? なんて想像するのも楽しい。
いつの時代に どんな村で どんな家族に ・・・。
道具は 使ってあげてこそ、そのモノの価値。
飾るんじゃなくちゃんと使ってあげられるモノを選んであげよう。
最近はそれを基準に。
すこしは大人の買い物が出来るようになったでしょうか?
異国のアンティークならば なおさら ふさわしい人にもらわれてゆくべきですもんね。
パキスタンのホーローポットとインドのオイルメジャー。 結局のところ大人になりきれず購入。 ポットはチャイをつくるに適しているようです。
もうひとつの出会いは異国ではなく 日本のおじいちゃんの本でした。
『おじいちゃんの封筒』~紙の仕事
藤井咲子さんの おじいさん神前弘さんは 80のころより「年寄りは手を動かすほうが健康によい」という理由から広告や不要な紙を利用し、封筒つくりをはじめる。
毎日 毎日つくり続けていると紙が足りなくなり、それでは手が動かせなくなるからと 次第に、厚紙をはがしなめしてみたり、薄く弱い紙には補強をくわえたり ツルツルの紙にはやすりをかけてみたりと 完成までに、高度な作業を増やしてゆく。
おじいちゃんはそれを「紙の仕事」と呼んだ。
この本はそんなおじいちゃんがつくり続けた封筒たちを、写真のみで構成。
言葉もそえず、封筒が、ただただ そこにある。
よくみるとビン底の跡がわかるでしょうか?
おじいちゃんの紙の仕事、「ただ健康のために。」 そこにはまったく作為的な意図がない。
本を眺めていると知らず知らず頬がゆるんでしまう。
おじいちゃんの人柄と封筒たちが すごく愛おしくなってしまいました。
本のはじまりに 古道具屋を営む坂田和寛さんのメッセージが添えられています。
~ 売り物でない、又、ボランティアみたいに人助けを意図するものでもない、身近にあって不用なものでつくった「紙の仕事」
こんな何の変哲もないものがこちらの心に強く響いてくるのはどうしてなのだろう。
無名性、無作為、普通、素と形、用の美、無有好醜の願、などなど、今まで自分が少しは考え続けた言葉をこの仕事に被せてみたけれど、今ひとつシックリとはいかない。
ようやく数日後、<只>という言葉に辿り着いた。
只とは、そのままで良い、そのままで救われるという世界、 我われのように、いったん知恵の実を食べた、頭でとらえようとする人間には難しい世界、只を意識すれば只ではなくなる世界でもある。
私達にできることは それをそのままに観て感嘆しゆさぶられること以外にはないようだ。~
お店ではしばらくおじいちゃんの話に華が咲く。
「モノが溢れ、時の使い方はどんどんと加速する。 便利や速さに慣れすぎてしまった私達でも こういうものをみて 揺さぶられる心を持てるということは 幸せなことよね。」とオーナーさん。
ほんとに。こちらも「救われたなぁ」の安堵感。
人の手から手へのご商売を大切にし、対話をすることを大切にしてくれるお店だから こちらも特別な気持ちで訪れたくなるのです。
ときどきしか現れぬ、優良でないお客ですが。 今回も良いふらり旅でした。
諸国民芸の店ということで新しいものからアンティークのものまで様々な国の生活雑貨が揃うお店。
ときどき。というのは この場合、 旅にふらり出たくなる間隔、感覚。
ショッピングを楽しむというよりも どこか異国の蚤の市に訪れる。に近い。
なので、3か月ぶりだったり、2,3年ぶりであったり。
{お客としてはあんまり優良でない私です(笑)}
蚤の市で 出会うモノたち。
それが どんなふうに使われてたのかな? なんて想像するのも楽しい。
いつの時代に どんな村で どんな家族に ・・・。
道具は 使ってあげてこそ、そのモノの価値。
飾るんじゃなくちゃんと使ってあげられるモノを選んであげよう。
最近はそれを基準に。
すこしは大人の買い物が出来るようになったでしょうか?
異国のアンティークならば なおさら ふさわしい人にもらわれてゆくべきですもんね。
パキスタンのホーローポットとインドのオイルメジャー。 結局のところ大人になりきれず購入。 ポットはチャイをつくるに適しているようです。
もうひとつの出会いは異国ではなく 日本のおじいちゃんの本でした。
『おじいちゃんの封筒』~紙の仕事
藤井咲子さんの おじいさん神前弘さんは 80のころより「年寄りは手を動かすほうが健康によい」という理由から広告や不要な紙を利用し、封筒つくりをはじめる。
毎日 毎日つくり続けていると紙が足りなくなり、それでは手が動かせなくなるからと 次第に、厚紙をはがしなめしてみたり、薄く弱い紙には補強をくわえたり ツルツルの紙にはやすりをかけてみたりと 完成までに、高度な作業を増やしてゆく。
おじいちゃんはそれを「紙の仕事」と呼んだ。
この本はそんなおじいちゃんがつくり続けた封筒たちを、写真のみで構成。
言葉もそえず、封筒が、ただただ そこにある。
よくみるとビン底の跡がわかるでしょうか?
おじいちゃんの紙の仕事、「ただ健康のために。」 そこにはまったく作為的な意図がない。
本を眺めていると知らず知らず頬がゆるんでしまう。
おじいちゃんの人柄と封筒たちが すごく愛おしくなってしまいました。
本のはじまりに 古道具屋を営む坂田和寛さんのメッセージが添えられています。
~ 売り物でない、又、ボランティアみたいに人助けを意図するものでもない、身近にあって不用なものでつくった「紙の仕事」
こんな何の変哲もないものがこちらの心に強く響いてくるのはどうしてなのだろう。
無名性、無作為、普通、素と形、用の美、無有好醜の願、などなど、今まで自分が少しは考え続けた言葉をこの仕事に被せてみたけれど、今ひとつシックリとはいかない。
ようやく数日後、<只>という言葉に辿り着いた。
只とは、そのままで良い、そのままで救われるという世界、 我われのように、いったん知恵の実を食べた、頭でとらえようとする人間には難しい世界、只を意識すれば只ではなくなる世界でもある。
私達にできることは それをそのままに観て感嘆しゆさぶられること以外にはないようだ。~
お店ではしばらくおじいちゃんの話に華が咲く。
「モノが溢れ、時の使い方はどんどんと加速する。 便利や速さに慣れすぎてしまった私達でも こういうものをみて 揺さぶられる心を持てるということは 幸せなことよね。」とオーナーさん。
ほんとに。こちらも「救われたなぁ」の安堵感。
人の手から手へのご商売を大切にし、対話をすることを大切にしてくれるお店だから こちらも特別な気持ちで訪れたくなるのです。
ときどきしか現れぬ、優良でないお客ですが。 今回も良いふらり旅でした。
PR
この記事にコメントする
日々にひとしずく。
ポトリな時間。ポトリなひと。ポトリな空間。ポトリな音。 ポトリな毎日。
カレンダー
01 | 2025/02 | 03 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
リンク
カテゴリー
フリーエリア
最新CM
[08/26 亜以]
[04/11 亜以]
[03/21 ハル]
[12/24 亜以]
[08/31 亜以]
[08/05 亜以]
[07/25 亜以]
[07/10 koome]
[05/19 亜以]
[05/18 potori]
最新記事
(03/03)
(01/05)
(12/24)
(12/05)
(12/04)
(12/04)
(11/24)
(11/20)
(11/16)
(11/10)
(11/06)
(11/05)
(10/19)
(10/16)
(10/15)
最新TB
プロフィール
HN:
YOKO
性別:
女性
職業:
美容師ときどき料理人
趣味:
料理(食べること つくること) モノつくり 音楽
自己紹介:
手仕事が好きです。
美容師。
時々、料理をつくるの会を開催。
ロックス オブ ラブへの寄付活動にも参加中です。
美容師。
時々、料理をつくるの会を開催。
ロックス オブ ラブへの寄付活動にも参加中です。
ブログ内検索